チープなチャイニーズCマウントレンズをギガピクセルクラスのデジタルカメラで使う
EOSM2を使いだしてしばらくたちますが、色々と使い勝手がよく、本当にコンパクトデジタルカメラの感覚で使っているのですが、
標準レンズといわれるものが一つもなくって ちょっと欲張りなレンズばかりのラインナップでがっかりなのです。
ガラス玉ころがし遊びとかは本当に趣味ではないのですが、やっぱり表現するうえで大事なものであるので、考えなくてはならない時は必ず来ます、
というか来てしまいました。
今日はそんなちょっと面白い、
チャイニーズなチープな、Cマウントレンズのおはなしです。
さて、フランジバックというカメラとレンズを操るうえで大事なものがあります。
これに関して各社とても厳格に決められています。
詳しい説明は省略いたしますが、
EF-Mマウントは18mm Cマウントは 17.526mmです。
この間を埋める道具が昔から流通しています。
マウントアダプターと呼ばれております。
それを使用して、CマウントのレンズをEOSMで使ってみよう・・・というわけです。
そして、肝心のレンズですが、海外の掲示板とか見ているといいなあって思って選びました。
とても長い前置きでごめんなさい。
SainSonic XR-200 33mm F1.6です
早速写真を撮りに行こうと思ったのですが、EOSM2をフルマニュアルで社外レンズを使うと、露出ムラが発生して適正な露出でライブビュー画面に表示してくれないのです。
なので、露出計できちんと測光して、撮影するというとても面倒な手段が必要なのです。
私の機材の理解が少ないというのもあるかもしれないですが、これで失敗することはまずないので、これでいきましょう。
早速、この小さなレンズを操作するために大きな露出計を振り回して、パチパチとやってきました。
おうちの近くの鉄塔です。
どうもマウントアダプターの仕様なのか、レンズの特性なのか
ややオーバーインフ気味で最短撮影距離も狂いまくっています。
とてもおおざっぱです。この辺がチャイニーズレンズの魅力でしょう。
このレンズの魅力に、ごわごわころころんとしたカワイイ玉ボケがあるのです。
そして、独特のざらつき感があるんです。とてもシネレンズっぽい感じで
なんだかキュンキュンしちゃうんですよね。
こういう場所で、思春期の恋愛事情を感じさせるような写真が撮れたらなっておもいます。
初々しい感じの演出ができそうです。
ちょっとだけタル型のゆがみがありますが、
このゆがみも、いとおしい感じです。
ぐっと絞り込むと、画質が良くなります。これはどのレンズも同じですね。
もともと、このレンズは解放からざらつき感はあるものの本当にキレイに映っちゃうので
絞り込んでピントの幅を調整するという使い方がステキなのかもしれません
写真はF5まで絞りました。
もともとの設計思想がCマウントのシネレンズ?なので、絞り調整にクリックストップはありません。
ベタ褒めしまくりですが、ざんねんながら弱点もあって
かなり、逆光に弱いとおもいます。
でも、それは魅力でもあるとおもいます。
いろいろと、めんどくさくて使いづらいのですが ものすごくその仕上がりにうっとりしてしまって、大好きです。
本当に玉ボケがかわいいんです。
でも、ちょっと古臭い感じの仕上がりもあって・・・大好きです。
なんといいましょうか。 いい感じのガラスだま です。
今ならアマゾンなどでも販売されているのでそちらでぜひ
お持ちのミラーレスカメラのマウントアダプターと一緒にぜひどうぞ!
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